やりがいあっての仕事
自動車整備士はやはり収入があまり見込めない職業。
その分仕事自体にやりがいを感じないとなかなか続けるのが苦しい仕事と言えるかもしれないね。
でも実際になってみないとやりがいなんてわからないもの。
人それぞれ感じ方も違ければ価値観も感受性も違うのだから当然の話だよね。
というわけでこのページでは、現役の自動車整備士から比較的多く寄せられるやりがいの代表例をいくつか紹介していくよ。
◆自身の成長が分かりやすい
実力主義な面が強い自動車整備士の仕事は、実践経験でしか学べないことも多い。
学校で成績良く卒業していざ仕事へ、と思っても、始めのうちはなかなかうまくいかないものだ。
先輩や上司も厳しい人が多いと、一つの失敗で大きくへこんでしまうことも……。
でも体で覚えるようなこともあるのでコツコツと頑張っていれば、必ず努力が報われるときが来るのが自動車整備のやりがいの一つ。
少しずつでも自分の仕事に変化を感じられると、毎日の仕事がどんどん楽しくなってくるはず。
忍耐力も必要な仕事だけれど、やっても成果に繋がりにくい仕事ではないので、もっと頑張ろうと燃える仕事だね。
◆故障の原因に気づけたとき
自動車は精密な機械で、様々な仕組みが複雑に絡み合った機械。
なので何かトラブルがあった車を前にしても、原因がすぐに分かる場合もあれば、症状ははっきりしていても原因が分かりづらいということもままあるんだね。
ただそれも長年の経験で直感が働いたり、推測から探偵のように答えを導きだせることも増えていくんだとか。
やはり初めのうちは見たことある症例も少なくて気づきを得られない毎日が続くかもしれないけれど、少しずつ分かるようになってくればそれは確実にやりがいに繋がっていくよね。
◆お客様のありがとうの声
自動車整備士は作業自体は車と向き合ってやるものだけれど、車には持ち主がいて、その持ち主こそがお客様。
だからこそお客様都合というものは優先度が働いて、お休みのはずの日での出勤や残業がついついかさんでしまうということも少なくはない。
でも自分が整備して仕上げた自動車を持ち主に返して感謝されたとき、それはやっぱりサービス業ならではの喜びがあるというもの。
プロへの信頼というのは絶大なものだから、それに応える責任もありながら応えることのできるやりがいにもなる仕事だよね。